黒衣の牙狼

姫神が真顔になった
「なんだと?」

「竜崎って奴だ。俺が来るのを待ってるはずだ」

「・・・・・・・・・。」

二人はジッと見つめ合った

「そいつ、俺の探してる男じゃねえや」
肩をすくめる姫神
「邪魔して悪かったな。つーか、お前がゴリラだったら邪魔するつもりだったけど」

「ゴリラじゃねーから」

「じゃな♪」
姫神は、ユーシンが入ってきた非常階段の扉の中に消えていった

(・・・なんだったんだ?)
顔をしかめた後、再び廊下を歩き始めるユーシン

曲がり角を過ぎ、オレンジ色にゆらめく窓に向かう