黒衣の牙狼

「決まりだ」
ユーシンは指を鳴らした
(弐社も勝ってるだろうし・・・これで完全勝利だな)
竹虎に向き直り
「お前はここで、バロックの今後をこいつらと話し合ってろ」

「は?」

「6階には俺1人で行くよ」
そう言うと部屋を出ていく

「お、おい!」

「すぐ戻ってくる」
手を振り、そのまま立ち去るユーシン

その後ろ姿を、竹虎は見つめた
(・・・・・・・・・。)

― ユーシンと竜崎のタイマン

(すぐになんか戻れねぇぞ?)

さっきまでの怒りは、どこかへ消えてしまっていた

竹虎の表情に心配の色が浮かぶ