黒衣の牙狼

「実はよ・・・」
前を見たまま竹虎が話し出した
「むかし俺のダチが、自分のグループを蘇我に潰されたんだ。汚ぇやり方でな」

「・・・へぇ」

「学校仕切ってた奴でよ。負けたって噂が広まり、居づらくなって辞めちまったよ」

「・・・・・・・・・。」

「まともにやって負けたんなら、あいつだって仕方ないって割り切っただろうけどよ。卑怯な策にハマって、その上噂までバラまかれたんじゃな・・・」

「・・・・・・そか」

無言になる2人

前方の曲がり角の壁が、かすかに光りで照らされているのが見えた

「場所は2階と同じみてぇだな」