黒衣の牙狼

「・・・ねぇ、奈美」
歩きながらつぶやく友里

「ん?」

「・・・・・・・・・。」

奈美は笑いながら
「もぉ〜。なんか友里ヘンだよ?」
と肩を叩いた

目の前にクラブの入り口が見える
「そういえば、あたしクラブって初めてなんだ」
奈美はニコリとした
「ついでに遊んでいこうよ♪」

2人の間に流れる、微妙な空気を取り払う様に、奈美は友里の手を取った

そのまま元気よく扉を開ける
「おじゃましま〜・・・・・・す??」

硬直する奈美

― 店内は、思い描いていたキラびやかな空間じゃなかった