黒衣の牙狼

「・・・・・・・・・。」
奈美が、ジッと友里の横顔を見つめた

彼女は目をつむったままだ

「・・・・・・・・・断るけど?」
アッサリ答える奈美

その言葉に、友里の眉がピクリと動いた
「それは・・・あたしがユーシンを好きだから?」

― 自分のためにユーシンの想いがダメになる・・・

それは耐えられない事だった

「う〜ん・・・それもあるけど」
奈美はオレンジ色の空を見上げた
「ユーシンて、彼氏の対象としては見れない気がするんだよね」

― 存在が近すぎるからだろうか

同じ屋敷に住み、生活し、たまには喧嘩みたいなのもしたりして・・・