黒衣の牙狼

水面がキラキラと、オレンジ色の光を反射している

2人はその光景を見つめたまま、少しの間黙っていた

「好きな人は出来た?」
土手に座り込む友里

「いないなぁ〜」
奈美も同じように腰を下ろした
「好きな人って、作るんじゃなくて自然にそうなるものでしょ」
ため息をつく
「ぜんぜん、そうなりそうな気配すらないんだよね〜」
思わず考え込む

ふつう女子高生っていったら、恋に華を咲かせる時期だ

それが自分にはない

(恋以外で、濃すぎる青春送ってるからかなぁ?)