カウンセリング当日
いつもより早く目を覚まし、予約時間よりも30分も早く着いた。


早速、電話で言われた通りに受付をすまし診察室の前で順番を待った。


不安と緊張で、落ちつかずにはいられなかった。

でも、その反面、
私の胸は、期待でいっぱいだった。


時計のはりが三時を回った時、
扉の向こうから名前を呼ばれ診察室へと入った。


診察室は、二畳ほどの広さで机と椅子が置かれていた。


「佐々木 未央さんですね、黒田です!よろしくお願いします。
今日は、どういったご相談ですか?」


先生は、30代ぐらいの男の先生だった。

「私…顔を変えたいんです」


「顔をどういう風に変えたいですか?
何か具体的には、
ないですか?」