心が何度も何度もおれそうになって…」

私は、泣きながら先生に話つづけた。


先生は、何も言わず黙って聞いていてくれた。


「私には、わかりません…

もう疲れました

だから、だから…」


そして、話が終わると先生は、私に聞いてきた。


「佐々木、水沢に死ねと言われたら死ぬのか?」


「・・・・・」


何て答えればいいのかわからず、

精神的に不安定で、目は、視点がさだまらず体は、少し震えていた。


「とにかく、その場から逃げたかった


気づいたらトイレで

由紀に言われて、
ショックより自分の存在や生きる価値がわからなくて…


死ぬことに恐怖や不安を考えたことは、ありません。


それで、何もかもおわるならその方がいいと思いました…」

先生は、ゆっくりと私に近づき、そっと両肩に手をおいてきた。


「もう大丈夫だ、大丈夫だ」


何度もそう言いながら肩をなでてきた。

そして、顔をあげて先生を見ると涙がこぼれていた。