「……ぷっ」 すると今まで何も聞いてこなかった一人の男の人がフッと笑った。 すると二人が一斉にその人を見る。 「おい! てめぇ何笑ってんだよ!」 「そうだ! いっつもナンパに加わらない奴が!」 「…当たり前。 何の為にナンパする訳? 俺は全てが面倒だから不良なだけで、チャラチャラしたことは嫌いなの」 そう言って今度は私の方を見て、再びフッと笑う。 「その子が誰か待ってるっつってんだから、ほっといてやれば?」 そう言って、私から目線を外し、先程と変わらない無表情に戻した。