「はぁ…はぁ…」



…ちょっと疲れてきたかも…。




でもやっぱり私は走る。







確か准の学校まで、家から十数分で着く。



…よしっ!







気合いを入れて、再び疲れながらもスピードを上げた。










―――――――…


…とはいったものの……




……早く着き過ぎたかも。






今日に限って私の学校は6時間で、准の学校は7時間だもんなぁ…。






まだまだ終わる様子のない准の学校の校門の前で、私は何度も何度も校舎の方を見る。




…やっぱり、家で待ってた方が良いのかなぁ。