…何か愛華ちゃん怖い!! 「柚葉! ちょっとあんた速いわよ!! 私そんなに体力ないんだから…」 「…あんまり私、走ってないけど」 「知ってるわよ! 私、体育だけは苦手なの!!」 そう言ってハーハーと息を着く愛華ちゃん。 そんな愛華ちゃんに、思わず私は吹き出した。 「柚葉~!!」 「ごめんって。 でも愛華ちゃん可笑しいんだもん!」 そう言って再び笑った。 その時だ。 「…愛華ちゃん?」 女の子の声ではない低い声で、愛華ちゃんを呼ぶ声が、数メートル先の校門の近くから聞こえた。