俺は他の奴等に気付かれないようにハァッと小さいため息をついた。 すると丁度良く、ガタッと前から音がした。 「いやー! モテ男は辛いなー。 いや、俺も辛いけど!!」 そんなに辛いのが主張したいのか。 目の前にはさっきまで項垂れていた大和がいた。 「…お前、さっきまで落ち込んでなかったか?」 「それは気のせいじゃね? あーあっ! 今日は可愛い子が急に学校に来たりとかねーかなっ!」 「…ないだろ」 心底興味なさそうに俺は無視。 すると珍しくニヤッと大和が笑った。