俺が甘い物が嫌いだなんて知ってるのは柚葉ぐらいだ。




言って女子に評価を下げられたり、毎年のこの大量が来なくてもつまらないしな。





取り敢えずスクール鞄に詰めて俺は教室へと向かう為に歩き出した。




「おいっ!
准、俺の存在を無視すんな!!」


「…君、誰だっけ?」


「笑顔でさらっと酷いこと言うな!!」



さっきちょっかいを掛けてきた奴――

一応この学校で一番仲の良いこいつは大和(ヤマト)。




染めた茶色の無理やり立てた髪。耳にはピアスが一つ。


この学校は規則とかは別に厳しくないからこういう奴が多いが、その中でも大和は大分容姿は良い方。