…そうだ。 どうであっても、准は准なのだ。 それに私は准の本性知ってたし。何も変わらない。 「…で、兄貴にはチョコあって俺にはない訳?」 今すぐくれと言わんばかりに、准は私の方に向かって手を出してきた。 …いつもは自分からそんなこと言ってこない癖に。 何か今日の准は色々変だ。 …まぁ、良いか。 私はガサガサとバッグの中を探り、 「はい。どうぞ」 准が向かっている机にチョコの入った袋を置いた。 …まぁ、チョコといっても准はチョコ嫌いだから、甘さ控えめなクッキーだけど。