すると兄貴は今まで笑っていた顔を少し崩し、ひきつった笑顔にしてから再び綺麗に笑った。 "本当のお兄ちゃん"みたいに。というのが相当きたのだろう。 …これじゃあ完全に恋愛対象外だ。 そんな兄貴を少し哀れに思いながらも、内心笑ってしまっていた。 「あっ、そうだった!」 すると何か急に思い立ったのか、柚葉が持って来たバッグからゴソゴソと探り始めた。 「あ、あったあった」 そう言って柚葉が取り出した物。 ……それは 「秋お兄ちゃん」 「…ん?何だ?」 「これあげる!バレンタインだから!」