するとそんな雰囲気に気付いたのか、柚葉は目をキョロキョロさせた。 そして遠慮しがちに俺に近付いて、コソッと呟いた。 「…ねぇ、私何か悪いこと言った?」 「……相当な」 …よくこんなで今まで生きてきたな…。 すると暫く黙っていた兄貴が、そんな柚葉を見て笑った。 「…ん、もう良いや。分かってたし。 柚ちゃん、これからも俺のこと嫌いにならない?」 「それは勿論だよっ! 何年経っても何十年経っても、秋お兄ちゃんは本当のお兄ちゃんみたいに大好きだよっ!!」