すると兄貴はフッと微笑んだ。 「…いや、実はもう今日には帰ろうと思ってるんだ」 「「……えっ?」」 珍しく俺と柚葉の声がハモった。 …それは流石に俺も聞いていない。 「…初耳なんだけど」 そう言うと、兄貴はハハハッと笑い、頭を掻いた。 「いやー、お前にそう言ったのは確かに明日近くに帰るからなんだよ。 実際乗る新幹線とか深夜だし」 「………そういう意味かよ」 …つーかだったら今何で荷造りすんだよ。 昨日とかやっとけよ。