するときょとんとした顔で、柚葉は俺を見る。
「…どっかおかしかった?」
…勿論全部な!!
とは口には出さず、放心状態の兄貴の側に寄り、耳元でボソッと呟いた。
「家帰ったら全て教えてやる。
……だから柚葉には何も聞くな」
そう言うと、要約我に返ったのか、兄貴がハッとした顔をしてただただ頷いた。
……よし、計算外だが全てを悟るしかないか。
やれやれ。
今日は計算外なことが多すぎだ。
―――――――…
柚葉を家まで送り、今いる場所は何故か家から近所にある公園。
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