…もうこの先なんて知らない。 どうなったって良い。仮面が取れれば。 「…こいつは俺の彼女だ。悪ぃかよ」 ハッと鼻で笑って言うと、完全に周りの動きがピタッと止まり、茫然として口を開けていた。 …そんなに衝撃的か。 自分でも驚く程の周りの反応。 …これじゃあ、全校に広まるのは時間の問題か。 すると、一人だけ憮然と見ていた奏都がニヤッと笑い、パチパチと手を叩いた。 「…流石は"王子様"じゃん。 今までお疲れさーん」 その場に不似合いなのんびりした口調。 急に拍子抜けした。