そこで拓海が口を開いた。 「好きなら、ちゃんと “好き” ってことを言葉にするべきだ。」 おっ、いいこと言うじゃーん。 「なるほど!ありがとう、お兄様!」 そう言って、茜ちゃんは 小走りで部屋を出ていった。 ちなみに、あたしと拓海はまだ裸。 茜ちゃんが居る間、 2人してずっと布団に包まっていた。 「…茜ちゃんに見られちゃったね…」 「ま、大丈夫だろ。」 んな、能天気な…