─そしてパーティ当日。
パーティ会場の入り口に
“伊集院拓海誕生日パーティ”
と、でかでかと看板があった。
金持ちは規模が違う…
あたしは拓海からもらった
ピンクのドレスを着て、
靴も拓海がくれた靴を履いて、会場に来た。
人いっぱい…
拓海…どこに居るんだろ…
「奈央」
後ろから声が聞こえた。
振り返ると、タキシードを身に纏っている拓海が居た。
ものすごくかっこいい…
「見とれてんじゃねーよ」
そういってあたしのおでこに
デコピンをしてきた。
「痛っ!何すんのよ!」
そう反論すると
いきなり近づいてきて
あたしの耳元でボソッと言った。
「…可愛い」
「なっ!?」

