「なぁなぁ無視すんなや」 チエの肩が男にぐっとつかまれる。 何すんのよ! きっと男達をにらむと、 「かわいいやん。俺らと花火見ようや」 結構です! と言いかけた時に私の体が誰かに引き寄せられる。 やばい! おもわず体をねじると、 「ミオ、俺だよ」 聞きなれた優しい声。 「佑!」