あれ?


『どうしたんだろう?

佐織何だか変だなぁ?』


いつもならなかなか解放してくれないのに・・・


呟いてたら隣から


「そうだね〜」


同意の声が聞こえた。


びっくりしすぎて危うく何もない所で転ぶとこだった・・・



『わ・・・み、緑!
びっくりしたぁ〜・・・
驚かさないでよ〜!』



「ごめんごめん」


緑はかなり笑いながら言った。



「それより佐織が変なのはおいといて・・・」


「七香やっと気がついたの?」


緑が今度はニヤッとして言ってきた。



『?何が?』


私は全くわからなかった。

「だ・か・ら!」

「日野先輩に恋しちゃったってコト!!」


緑は今度はハッキリと私に言った。



え!
私緑に言ってないよね?


『う、うん。え・・・何でわかったの〜?』


私の顔は「?」だらけだった。


「最初に日野先輩の話聞いたときから確信してたけど・・・」

「あんな七香の様子窓から見えたらね〜」


え、緑最初からわかってたの?



・・・もしかして・・・


私に自分1人で
気付かせようとしてくれたのかな・・・?


ううん、緑のコトだから絶対そうだ・・・