Lemon Drop

「わ、私はいいの!」



緑、顔赤くしながら焦ってる・・・


こーゆー時の緑は本当にかわいい。



『遼ちゃんね〜?』


私がニヤニヤして言うと


「う」


緑が言い返せなくなった。

遼ちゃんネタ本当に緑弱いなぁ〜



「わ、私のコトは置いといて・・・と、とにかく私は七香のコトが心配なの!」


「その少年に会えるかどうかもわからないのに・・・

もう七香、恋できないんじゃないかって。」


緑の顔はまだちょっと赤いけど本当に心配そうだった。


やっぱ緑のこんな所すごく好き。


いつも自分のコトより人のコト。


だから、私は

『緑、心配してくれてありがとう〜!
だけどなんとかなるよ〜』

て笑って言った。


緑はまだ心配そうにしてたけどもう何も言わなかった。


学校を出るとちょうど夕日が沈むところで
温かいオレンジとか赤がキラキラ光っていた。


「じゃ、七香、私こっちだから」


『うん、また明日!』


緑とは校門を出て少し歩いたら分かれ道になる。


私達はそこで分かれた。