私の見たいテレビが
7時から始まるのを
知っているはずの彼は
いつもより丁寧にテーブルを拭き
テレビを見ながら
ゲラゲラ笑っていた。

『全くもぅ!こっちが先じゃん』

彼に聞こえない様に小さい声で
本音を言った。

すると彼の笑い声が突然消えた。

と思った瞬間!!!


透明の物体が
私の顔のスレスレを
勢い良く通り過ぎていった。

!?!?!?!!

何が起きたのか分からなかった。

とりあえず
何が飛んできたのか確認する為
私は辺りを見回した。

すると床に
ペットボトルが落ちていた。