私はその場に座り声を殺して泣いた。



もう嫌だ。



圭都の隣なんて嫌。



二人が愛し合う姿なんて見たくない。



私はそのままベットにもぐり込んで泣いた。



目が覚めたのは夜で、『令いつまで寝てるの。父さん帰って来たからご飯にするわよ。』



母親が私の顔を見て、『どうしたの?顔腫れてるし、泣いた?』



私が無言で階段を下りて行くと、父さんが私の顔を見て驚く、



『令どうした?美人が台無しだな。』



「父さん止めて、私美人じゃないし、男みたいだし、」



やだ、涙が止まんない。



『令落ち着いて、令は美人よ。父さんと母さんの自慢の娘。



身長が大きいの気にしてるの?



令はモデル並みの体よ。



母さん若い頃モデルしてたからね。



令もやってみたら、自分に自信がつくわよ。』



私がモデルなんて無理。



母さんは40代なのに若く見えるし綺麗だ。



私が背の高い理由は、父親が186で母親が172の身長だから。



私がでかくなるのは当たり前の話し。