これはみな圭都から聞いた話し。



隣通しの私たちは学校も部活も同じで、



登下校も一緒だった。



私はそれが嬉しかったのに、夕が圭都に、



「令が毎日一緒がウザイって言ってた。」



私はそんな事一言も言ってないのに、



圭都は夕の言葉を信じた。


『令俺といるの嫌ならはっきり言えよ。』



そう言われ何がなんだか分からなくなった。



そして、『令が夕と付き合えって言うならそうするよ。』



どうしてこうなるのかな?


私は何も言ってない。



だけど今さら私が何を言っても、



圭都は信じないだろうから、弁解するのは止めた。



私はこの日から、圭都を避けるようにしたんだ。



登下校も今は別。



クラスが違って良かった。


でも夕が一緒だから、圭都が夕のとこに時々来ると、


『令久しぶり元気か?おまえ又背伸びただろう。』



うるさいわ。



168で止まってますよ。



でもそんな事が嬉しかった。