今日2月14日が私の18才誕生日。



あり得なくない。



男ならともかく私女なんだよ。



この日が誕生日だなんて。


だから、子供のころから私はこの日にチョコレートを貰っている。



それが延々と続き、今日の朝下駄箱に行くと大量のチョコレートが入っていた。


下駄箱を開けた途端に溢れるチョコレート。



そんな私を呆れた顔をして見るアイツ。



そう私がずっと片想いをしている。幼なじみの片倉圭都。



『令相変わらずモテるな。』



圭都だけいは言われたくない。



『令おまえ男なら良かったのにな。』



私は圭都を見ずに、「そうだな。」と答えた。



圭都には可愛い彼女がいる。



身長150cmしかない彼女の名前は浅倉夕。



私の親友。



私の名前は立花令(りょう)。名前まで男だ。



圭都も私もバスケ部だった。



そして夏に引退。



浅倉夕は男子バスケ部のマネェジャーだった。



夕は私が圭都を好きなのを知ってる癖に、



圭都にもうアタックして彼女になったらしい。



私に夕は何も話さないから本当の事は分からない。