「…。」



食っちまった…。



オイオイ、腹大丈夫かよ?



っていうか、



菜々美マジすげぇ…



あんな状態のわけわかんねぇモノ食うなんて、



かなりチャレンジャーだよなぁ…



って、そんな“わけわかんねぇモノ”作ったのは俺なんだけど…



はははっ…



俺は何も言わず、目を伏せながらただモグモグと口を動かす菜々美を見つめながら苦笑いを浮かべた。



しかしお互い無言のまま3分が過ぎ…



「…。」



「…。」



うわっ…



マズくて何も言えねぇ…ってか?



ヤベぇ…



このままじゃ嫌われる。



マジフラれる。



とうとう沈黙に耐えられなくなった俺は、



どーしよ、俺っ!!



ってか、



どーする、俺っ!!



……。



よしっ!!



「菜々美…サン?」



意を決して菜々美に話しかけた。



がっ、



「…。」



「…。」



重い。



重すぎる。



んだよ、この状況。



俺は相変わらずだんまりの菜々美から視線を逸らすと大きなため息をついた。