“逆”チョコレート大作戦!!

「変態…って、俺はノーマルなんですけど…」



「エロスっ!!」



「エロスはお前だろ?アレ俺んじゃねぇし…しかも俺こんなに持ってねぇし…」



「っていうか、持ってんだ…。」



「あ?」



いーこと聞いちゃったっ♪



俺は眉間に皺を寄せる工藤サンを見つめながら、ニヤリと笑みを浮かべた。



「工藤サン…」



「あ?」



「俺…工藤サンの秘密握っちゃいました…。AV持ってるなんて…奥サン知ったら泣いちゃうんでしょうねぇ…実家、帰っちゃうんでしょうねぇ…」



「は?」



「工藤サン…俺も男なんで気持ちはわかりますっ!!AVは“男のロマン”っすからねぇ。でも奥サンいるのに…」



「アホっ!!」



ベシっ!!



「いでっ!!」



俺は思いっきり頭を叩かれた。



「だからなんだよっ!!お前だって菜々美チャンいんのに持ってんだろーがっ!!ってか俺は、七海にバレたからってヤバくもなんともねぇんだよっ!!ウチのどこに置いてあるか七海知ってるし。」



「…は?」



「今のマンションに引っ越す時、ダンボールに入れ…って、はぁ…もういい。疲れた。明日も仕事だし…さっさと作って…って、なんだそりゃ?」



「は?」



頭を抱えながら大きなため息をついた工藤サンは、突然、俺のボールの中身を凝視しながら口元を引きつらせた。



「は?“何”って…」



どっからどー見ても、



「“チョコ”っすけど。」



俺はそんな工藤サンを見つめながらケロッと答えた。