夏輝は、席をはずした。 成績の話をされて恥ずかしくなったのだろう。 「岸波くん、君は夏輝がどれだけ好きなのかい?」 俺は悩むことなく、 「もう、言葉に表せないくらいです!」 って言った。 「教師と生徒の関係は、不安じゃないのかい?」 俺は、正直に言った。 「夏輝がいれば、どんなことも大丈夫だって思うんですよね。だから大丈夫です!」