新学期。


茜は悪くないってわかってんのに
このままじゃ腹の虫がおさまらなくて
あいつを呼び出した。




あいつは泣いた。

それも何神崎のことさりげなく
かばってんだよ。


それもおれのことなんとも
思ってないって、友達でいようって

神崎の話と違うじゃねーか。





なんかしらねーけどすげー
腹たった。

余計なことしなけりゃよかった。
もっといらついただけで終わった。




その夜神崎に一言
「ごめん」とだけメールした。








~拓人目線END~