その日は天気予報にはんして
いきなりの雨
しかも日直で
私の日直のときに限って
「明日使うプリントのコピーとって1部づつまとめといてくれ」
当然のようにもう一人の日直はバイトが・・・って帰ってていない
一人でプリントまとめて帰り支度をしていたら雨
濡れるの諦めて帰っていたら
少し前を濡れながら歩く相馬君が居た
何の気なしにぼんやり
相馬君の背中を見ながら歩いていたら
キキィー
けたたましいブレーキ音と共に
猫がはねられた
凍り付く私
弾かれたように走り出す相馬君
「おい!待てよ。猫ひいたんだぞ!くそっ!」
追いつかないのにしばらく追いかけてたみたいで
凍り付いたままの私が次に気がついたときは
猫のところに相馬君は戻って来ていた
冷たくなった猫に
「ごめんな。ごめんな。」
って泣きながら話しかける姿に思わず
「お墓作ろう」
話しかけてた
きっと私のことなんかしらないって思ってたのに
「藤森・・・」
その後
二人とも黙ったまま
近くの公園の植え込みの下に
猫のお墓を作って
無言のまま
分かれた
その時
私は相馬君に恋をした
私の初恋
いきなりの雨
しかも日直で
私の日直のときに限って
「明日使うプリントのコピーとって1部づつまとめといてくれ」
当然のようにもう一人の日直はバイトが・・・って帰ってていない
一人でプリントまとめて帰り支度をしていたら雨
濡れるの諦めて帰っていたら
少し前を濡れながら歩く相馬君が居た
何の気なしにぼんやり
相馬君の背中を見ながら歩いていたら
キキィー
けたたましいブレーキ音と共に
猫がはねられた
凍り付く私
弾かれたように走り出す相馬君
「おい!待てよ。猫ひいたんだぞ!くそっ!」
追いつかないのにしばらく追いかけてたみたいで
凍り付いたままの私が次に気がついたときは
猫のところに相馬君は戻って来ていた
冷たくなった猫に
「ごめんな。ごめんな。」
って泣きながら話しかける姿に思わず
「お墓作ろう」
話しかけてた
きっと私のことなんかしらないって思ってたのに
「藤森・・・」
その後
二人とも黙ったまま
近くの公園の植え込みの下に
猫のお墓を作って
無言のまま
分かれた
その時
私は相馬君に恋をした
私の初恋



