洋服を着る彼。

「じゃぁ、麻莉乃(マリノ)
 また明日。」

この居心地の悪い空間に
居たたまれなくなった
彼はいつもの別れの言葉を言い

私の口に軽くKISSをした。


フォローの会話さえしない
私たちの関係は

一体何なのだろう・・・。




自分の乱れた洋服を寝たまま軽く整える。
(服さえ脱がない私って・・・)



ドアを開けて出て行く彼を
目で追いながら、




あの日のことを思い出す。