麻莉乃。。。



麻莉乃。。。





誰・・・?


私を呼ぶのは?



麻莉亜?

麻莉亜なの?





私の前に麻莉亜がいた。

15歳のままの麻莉亜。







彼女をすっと抱きしめた私は


『ごめんね。
 麻莉亜。
 
 一緒に死ねなくて・・・

 ごめんなさい。』

抱いてる腕に力がこもる。

 「・・・・。」

『何・・・?麻莉亜?』






彼女が私の耳元でソッと囁いた。


『アナタガ ワタシヲ

 コロシタンデショ。』