瞬間、寄りかかった
壁にピタリと体をつけ
隠れてしまう私。

女が見えた・・・

(ギャルだ!

 てことは?


 ・・・暁生?)


「ねぇ~、
暁生、私のこと
どう思ってんの?!

暁生の気持ち
わかんないんだけどぉ。

私の連れが
他の女と歩いてるの
見たって言うしぃ~。

まぁ、見間違いだと
思うけどぉ~。」

ギャルは自分の髪を
クルクルいじりながら
しゃべってる。

(暁生・・・
 趣味悪くない?)