『えっ?
何て何て言ったんですか?!』

「・・・麻莉乃って、

でも、大丈夫だと思うよ。
目の焦点がしっかり
さだまってるし、
回復に向かってると思う。」

『本当ですか?
ありがとうございます。

・・・明日伺います。』

先生はすごく嬉しそうだった。



(麻莉乃・・・か。)

本当はすぐに行きたかったけど、
少し怖くなった。


私には心の準備が必要だった。