(麻莉亜・・・!!)

ハッと目を覚まし周りの様子を伺う。


見慣れた白い天井、

フリフリレースの白いカーテン、

足元には白い洋タンス、

ギュッと握った手には
淡いピンクの花柄の
ベットカバー。

お母さんの趣味の部屋。



『ハァ・ハァ--・・・』
汗をびっちょり掻いている私。




また同じ夢を見た。






私が死ぬ夢。


麻莉亜が、死んでからずっと・・・。




カチッカチッ
時計の音がやけに耳に入る。

時計は2時をさしていた。