「あ、おかえり~」

俺の気持ちも知らないで

アイツは平気で俺の部屋に上がり込む。

平気で俺のベットの上に寝転がって

ポテチを食べつつ漫画を読む。

片足を曲げて寛いでるけど、その服は制服で……つまり、スカートをはいたまま。

しかもウチの学校は他校に比べて短めの丈だった。

ギリギリの際どいラインで細すぎず太すぎず綺麗な白い太股が見える。

無自覚だから余計タチが悪い。

「いつか押し倒すぞ……」

「ん?なんか言った?」

「何でもないですよ」

今更幼なじみという関係を崩せないチキンな俺。彼女に嫌われて二度と会えないコトだけは避けたかった。

それくらい、好きだった。

なんせ彼女が初恋の相手で、18年間の片想いなのだから。