「もしかして絢香?」

「そうだよ!!久しぶりじゃんっ!!!」


そう。

絢香とは幼稚園からの親友だった。

でも、絢香のお父さんの仕事の都合で九州に小学校3年生の時に転校してしまったのだ。

「久しぶり!何年ぶりかなぁ?てか、こっち戻ってきたんだあ。」

「うん。実はね、今一人暮らしになったんだよ。お父さんがね、高校生だからこっち戻っていいって言ってくれて。」

「そうだったんだ。絢香のお父さん昔から話分かる人だったもんねぇ〜」

なんて...
私たちは話ながら1-5の教室へ入って行った。