秘密~「ひみつ」のこと

待ちにまった、マユとのペア。

「俺、頭に十円ハゲが二個あるんだぁ。だからさぁ、高校で野球部入るのあきらめたんだよぉ」

俺、頭の十円ハゲのこと、マユに打ち明けた。

「ばっかみたい!嘘でしょ?」

マユがキツイ目をして、俺を見る。

そんな顔して見るなよ~
肘の故障も一因だけど、ハゲもあるんだ。
俺、真剣なんだぞぉ~

「嘘じゃないよ、見る?見てみる?」

「いい、いい、止めとくよぉ~」

すっかり呆れらた感じ。

俺、どんな展開
思い描いてたのかな?

『そうなんだぁ、ヨッシー、悩んだんだねぇ』

とか言って、慰めて欲しかったのかな?

やっぱ、
同年代の女子の扱いは難しい。

反応が読めない。

まぁ、俺自身、
肘の故障を棚に上げてる自分を
どう説明したらいいのか
分かんないんだけどよ。

なんか、
俺、
マジ、
カッコ悪い。