大好きだった

「ん?で?」


「……俺まだ、その時女がいてさ」


「そうだよ、たしか啓太くん彼女いたよね?」


「まぁ…俺も男だろ?」


「女には、見えないよ」


「そういう意味じゃなく、誰とでもHするような軽い事は、できねぇし」


「アハハそういう事」


「なのにさ…翔の奴が今まで、特定の女いなかったくせに、パッタリ遊ばなくなったんだよな…考えてみれば、舞花ちゃんに会った日から」


「そんな事ないよ、翔ちゃん、そんな素振り見せなかったよ?」


「あいつは、そうなんだ自分を殺すんだ、気持ちを抑えて、言いたい事も言わないんだ」


「なんか分かる…」


「だからさ…俺あいつに舞花ちゃん好きだって言えなくて…今に至ったて感じ?」


アハハと軽く笑った啓太くんは、頭を抱えて深くため息を吐いて、私に目をむけた。


「でも、もう我慢できねぇな…舞花ちゃん…翔と別れて?」


「えっ…」


「翔なんつ、他の女に振り回されて舞花ちゃん泣かせて…あいつの事友達だから大事だけど…舞花ちゃんの事マジなんだ」


真剣な啓太くんの目を見る事ができない…


答えも見つけられず

ただ俯くしかない私


啓太くんは、ただジッと私の答えを待っていた。