大好きだった

「こんな時にだよな…でも俺マジなんだ…ずっと…ていうか、俺のが翔より先に舞花ちゃん好きだったんだ…」


「えっ?」


「知らなかっただろ?俺ずっと集会に来てた時から好きだったんだぜ?」


「でも話した事…」


「あるよ、あるっつうか、舞花ちゃんが豪くんと付き合ってた時さ…」


「うわっ懐かし名前」


「だろ?その時、ジュース何飲みますか?て聞いてくれたろ?」


「……?」


記憶を辿っていく


豪くんは、私が初めて付き合った人で、私の3つ上だった


好きって感情があったのかと言われたら、今では思いだせない


ただなんとなく豪くんの言いなりで


「覚えてないよな…」


「ごめん」


「その時、あーこの子可愛いなーなんとなくだけど、思ったんだ、でも豪くんと別れて、暫く集会来なくなっただろ?また集会に来たと思ったら、次の奴がいて」


「アハハ」


「笑ってるし」


「ごめんなさい」


「んでさ、また集会で見なくなったなーと思った時、舞花ちゃんの友達に夜バイトしてるって聞いて…行こうと思ったんだけど…あの日」


「あの日?」


「翔が初めて店に行った日」


「あぁ」


「俺も行く予定だったんだけどさ…」


と言いながら、啓太くんは言葉を止めた。