大好きだった

「…て言われても困るよな?」


苦笑いをする啓太くん


「う…ん」


「ごめんな。本当に俺が居たいだけだから、気にしないで」


啓太片手に「コンビニ行ってくる」と出て行った啓太くんの背中を見送った。


私も自分の啓太を手に取って、着信を確かめると美波とマコトくんから1回ずつ残ってた。


「もしもし?舞花?」

電話を手に持って寝ていたのか、寝惚けた声だけど2コールで出た美波


「ごめんね…寝てたよね?」


「いやっ、大丈夫、神田さんは?」


「まだ帰ってない…」


「そっか…舞花…マコちゃんの事だけど…」


「ごめんね…マコトくんに謝っといてくれる?私言いすぎた…」


深いため息を洩らす私に
美波は、優しく


「大丈夫だよ、マコちゃんも分かってるよ」


小さいをあやすように、話した。


「また電話するから…起こしてゴメンネ」


電話を切ろうとした私に、美波は大きな声で


「舞花、いつでも良いから電話して、何も気にしなくて良いから電話してよ」


焦るように話す美波


「分かった」と一言言って電話を切った。