大好きだった

「舞花?大丈夫?」


美波の言葉にさえも


「はっ?大丈夫なわけないじゃん、この2人見てよ、私馬鹿にされてんの?てゆうか翔ちゃんも、どんだけ私を裏切れば気が済むわけ?もういいや…みんな帰ってよ、あとは、翔ちゃんに聞くから…帰って」


部屋に向かって歩く私の腕は、啓太くんに引っ張られ足を止めた。


「待って」


「何?」


「話し聞いてくれないか?」


「聞かない…私を騙して翔ちゃんを他の女の所に行かせた人の話しなんて…聞きたくないんだよ」


最後の言葉が、住宅街に響きわたった。


「落ち着いてよ、俺は舞花ちゃんの味方だから」


「味方なんていらない…1人で大丈夫だから」


「舞花」


美波は、涙を流し私の名前を呼んでる


マコトくんは、美波の背中を擦りながらも私に申し訳なさそうに目を向ける。


「翔ちゃんは、いっつも私の大事に日に…私を傷つけて、良い思い出なんて作ってくれないんだ…て…そんな事啓太くん達に言っても仕方ないか…ハハッ本当に笑える」


「舞花ちゃん…俺の話し聞いてくれるか?2人で話さない?」


啓太くんは、腕を掴んだままで、私の目をジッと見て

私の返事を待ってた。


「いいよ、もうどーでもいいや…マコトくんゴメンネ八つ当たりして…翔ちゃんとの友情大事にして、もう…私に関わんないで」


「まい…か」


美波は、ただ泣きながら、どうして良いか 分からないって感じで…


きっと、こんなに冷たい私を初めて見たんだと思う。

私でさえ…こんなに冷めた自分初めてだ。



親に、酷い事言われても捨てられても、ここまで冷静で冷めた気持ちにはならなかった。