家に着いて玄関のドアを開けると


ばーちゃんが倒れた時に落としたのか、昼御飯ね食器が無惨に散らばってた。


「櫂と幸は、翔ちゃんの部屋から回って、私片付けるから」


「うん」と返事をして2人はベランダに回った。


翔ちゃんは、まったく動かない


「翔ちゃん?雑巾持ってきて…」


と食器を集めながら、顔だけ後ろにいる翔ちゃんに向けると


「あっ…あぁ」


と我に返ったように動きだした。