大好きだった

電話を切った後


何もなかったように、仕事に行く用意をはじめた


部屋の中は暖かいはずなのに


手の震えが止まらない。


「ただいま」


啓太くんが部屋に入ってきて、自然にしてるはずなのに


「お前、手震えてねぇ?」

て気づかれた。


「ホントだ…アル中?」

なんて笑って誤魔化した。

啓太くんは「風呂入ってくるからな」と部屋を出た。

私の心臓は、マラソンをした後のように早く脈をうっていた。