「……私のどこが…」
 「全部好き、目を伏せると銀に光るまつげも、全部」
 「………」
 「顔、上げて」

顎を上に引かれる、彼の顔が近い

 「……わ、わかんない…」
 「わかんない?」
 「……なんで私なんか…」
 「これでも?」

顎をつかんでいた彼の手が頬に滑り


キスされた