DEATH LIFE

 「うるさい!私は略語が嫌いなのよ!あんな言葉を馬鹿にしたような造語なんて言えないわよ!チョベリバッよ!」

 「略語使ってんじゃねえか!しかも古っ!!」

 国会議事堂とサンシャインビルの間を抜けて、俺達は地面へ足を付けた。

 周りを歩いている人間は多種多様だった。

 「古くないわよ!大体――」

 その時、死神の背後を一人の人間が横切った。

 「お、おい!あれナポレオンか!?」

 話しを中断された死神が不機嫌そうに後ろを振り向く。