DEATH LIFE

 「それに――間違いだったとしても、私は妹を助けられたんだし」

 無理に作られた笑顔が俺の心を締め付けた。

 「良いわけあるか……良いわけない!なんでだよ!!」

 「一度決定された刑は覆る事はないんだもん……だから――」

 だから?

 「せめて最後はカナデの傍に居させて?」

 「ア……ユ……」

 目の奥が熱くなり、涙が溢れそうになるのを必死で我慢して、俺は笑顔を作る。

 「……よし、わかった!」